日本と韓国の防衛上の問題を1度冷静になって考えてみる

軍事
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徴用工(募集工)の韓国大法院判決、あるいは韓国海軍駆逐艦による海上自衛隊哨戒機へのレーダー照射問題以降、当ブログでは韓国に対して批判的なことを書いてきましたが、ここで少し落ち着いて日韓関係について考えていきたいと思います。

日本のネット上では、現在の韓国政権は社会主義政権であり、北朝鮮と赤化統一し日本の防衛線が対馬まで迫るとよく言われています。
こういった考え方のもと、朝鮮半島は分断していたほうが日本の国益に叶うなどと主張する人も多いわけですが、こういった主張はあまりにレベルが低いと指摘せざるを得ません。
もし日本が何らかの事情で国が分断して、隣国から『お前らの国は分断されていたほうが自国にとって都合がいいからそのままでいろ』なんてことを言われたら、とてつもなく腹立たしいことは誰にでもわかるはずです。

現在の韓国と北朝鮮は、休戦中とはいえ未だに戦争継続中であり、2010年代に入っても小規模な戦闘行為が発生しています。
そして戦闘行為が発生したときにどんなことが起きるかというと、

『最初に攻撃したのはお前たちだ!』
『いや、お前たちに責任がある!』

と、傍から見たら全く生産性のない言い争いを始めるのです。
戦争というものがこれぐらい滅茶苦茶なものであるというは、日本人でもなんとなく理解できるかと思います。
レーダー照射問題に代表されるような韓国が日本に対して行うあり得ない主張も、こういった背景があるものと考えられます。

韓国と北朝鮮は、統一したほうが長期的に見て日本に良いこと明らかです。
経済格差や人口比率を考えれば、北朝鮮主導の赤北統一なんて起こるわけがなく、韓国人の大多数が独裁者である金政権の下に収められるなんてことを承知するわけもありません。
こんなことは、韓国の隣国として戦後何十年も付き合ってきた日本人が1番よく知っているのではないでしょうか?
異常なまでなプライドの塊である韓国人が、独裁者からの支配なんて受け入れるわけがないでしょう。
現在の韓国政権がいくら北朝鮮寄りの政権だったとしても、それが韓国国民の総意にはならず、赤化統一などという考えは荒唐無稽であると指摘せざるを得ません。

もし朝鮮半島が韓国主体のもとで統一するのなら、日本にも利益はあるはずです。
すぐ近くに人権も選挙もなく、更には核開発までするような独裁国家がなくなることは、決して日本にとって悪いことではないはずです。
にもかかわらず、赤化統一などという妄想的なマイナス面ばかりを強調する日本の一部保守主義者には、正直うんざりさせられます。

現在の日本と韓国が、アメリカ介した三角同盟の関係にあることはもはや説明するまでもありませんが、具体的にこの三角同盟の中で何かが起こる可能性を考えれば、それは朝鮮有事しかあり得ません。
この朝鮮有事が起きた際に被害を被るのは圧倒的に韓国人で、100万人を超えるような韓国人が戦死するとも言われていますし、実際に朝鮮戦争が休止した後も韓国人は北朝鮮の攻撃により多くの戦死者を出しています。
近年、北朝鮮の長距離ミサイルや核兵器が実用レベルになり日本人も具体的な脅威を感じてきたでしょうが、韓国人はこういった脅威を50年以上に渡って感じてきたわけです。
そのため、韓国は現在に至るまで徴兵制を採用し、かつては在韓米軍兵士に慰安婦まで提供していました。
当然、韓国にとっても日本との三角同盟はもちろんメリットがあるわけですが、得られるメリットは日本側のほうが遥かに大きいことは明らかで、不均衡な関係であると言えます。

現在、韓国の軍事費はGDP比2.5%を超える規模で、世界の平均(GDP比の軍事比)より高くなっています。
一方、日本の軍事費はGDP比1%程度で世界有数の低さを誇ります。
この差こそが、日韓における三角同盟における不均等の表れと言えるでしょう。
つまり日本は本来使うべき軍事費の数兆円を経済政策などに使えるわけで、実際に日本は韓国よりも経済的な成功を果たしています。
こういった日韓の不均等な関係は日本の責任ではないですが、韓国国民の不満が募る原因にはなるのです。
このように、韓国人の大きな犠牲のもとにある現在の三角同盟関係によって、日本の平和や繁栄があることは事実なわけですから、日本人は韓国に対してある程度の配慮は必要になってきます。

日本と韓国の関係は、上記したような韓国との関係で得られるメリットとデメリットを天秤にかけて、議論をしなくてならなりません。
しかし現在の日本ではこういった現実を無視し、一方的に韓国を非難する人があまりに増えています。
もちろん、韓国の問題行動1つ1つを非難することはいいですが、韓国人や韓国そのものを非難することは控える必要があります。
現在の日本では、『韓国はおかしい国家だから国交断絶だ』みたいな議論を国会議員や大手メディアまでもが行っていますが、本来しなければならない議論は、

『現在の日本の平和や繁栄の裏には韓国の犠牲があるが、それを考えてもなお、現在の韓国の振る舞いはあり得ないもので関係の見直しを図る』

という議論なはずです。
これは同じようで全然違います。
日本が韓国国民の感情をあまりに逆なでするような議論をしていたら、それこそ防衛線を対馬まで下げる事態になりかねないということを日本人の多くは知るべきでしょう。

以上、日本と韓国の防衛上の問題について、1度冷静になって考えてみました。

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