韓国海軍レーダー照射問題で韓国側が行った日本への4つの反論に対する更なる反論

軍事
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韓国国防省が昨日公開したレーダー照射問題に関する動画で、韓国は日本側の4つの行動に対して反論を行いました。
ということで、韓国が行った4つの反論に対して、更なる反論をしたいと思います。

韓国の反論①:日本の哨戒機はなぜ人道的な救助作戦現場で低空威嚇飛行をしたのですか?

まず、以下の動画をご覧ください。


本来、威嚇的な低空飛行とは、この動画にある軍用機のような飛行を言います。
今回、韓国国防省が公開した動画の中に韓国海洋警察庁の救難ボートから海上自衛隊のP-1哨戒機を映した映像がありましたが、P-1哨戒機は米粒のようにしか映っておらず、明らかに威嚇的な飛行でないことがわかります。
そして、肝心要の韓国海軍駆逐艦から海上自衛隊哨戒機を映した映像を韓国国防省は公開していません。
これでは、海上自衛隊哨戒機が威嚇的な低空飛行をしたという反論は成り立たないでしょう。

韓国の反論②:日本は国際法を順守したと主張しているが事実でしょうか?

海上を飛行する航空機は、最低でも海面から150mの高度をとることが国際法(国際民間航空条約)で定まられています。
日本側は、今回の問題において海上自衛隊の哨戒機哨がこの国際法を順守したと主張しているわけですが、韓国側は、日本が主張する国際法は民間機に対する規定であり軍用機には適用されないと反論をしています。
この韓国側の反論は、全くもってその通りです。
軍用機は、このような民間機に関する規定の外にあり、上記で示した動画でもわかるように150m以下で飛行することが、すなわち違法というわけではありません。
軍用機の中には低空飛行をすることが前提の機体もあり、今回問題となっている哨戒機も低空飛行をして潜水艦を見付けることが目的の軍用機です。
つまり、空を飛ぶ上では、軍用機より民間機のほうが遥かに厳しい規定があるというです。
韓国は、民間機と軍用機における国際法の規定をどういうわけか全くの逆の意味で捉えており、国際的な笑いものになっています。

そして、そもそも海上自衛隊の哨戒機が150mで飛行したという根拠も示しておらず、(動画の中にはないが)従来してきた韓国海軍駆逐艦と海上自衛隊哨戒機の水平距離が500mという根拠も示していません。
国際民間航空条約を基に作られた日本の航空法では、航空機は海水面にいるものから150m以上の距離をとることになっていますが、もし仮に韓国海軍駆逐艦と海上自衛隊哨戒機の水平距離が500mだったとしても、日本の航空法で定める最低距離の3倍を優に超える距離となります。
これだけ離れて飛行している航空機に対して問題提起をするということは、時速50㎞/h制限の道路を15㎞/hで走った車にスピード超過であると言っているに等しい行為と言えるわけで、韓国側の反論は話にならないレベルとなっています。

韓国の反論③:日本の哨戒機に向けて射撃統制追跡レーダー(火器管制レーダー)は照射しませんでした。

これは単に韓国側の主張に過ぎず、その主張を証明するものは今回の動画でもなんら明示されていません。
そもそも韓国側は、今回のレーダー照射問題を海上自衛隊の哨戒機が低空飛行したことが問題の発端と主張していますが、もし火器管制レーダーを使用していないのなら、韓国側は何の問題を発生させていないわけで、単純に日本側の威嚇飛行について抗議をすればいいはずです。
にもかかわらず、”問題の発端”などという発言が出てくるということは、自らも何らかの問題を起こしているということの証明なのではないでしょうか?

韓国の反論④:通信内容はハッキリ聞こえませんでした。

もし通信内容がハッキリ聞こえないのなら、聞き直せばいいだけのことで、海上自衛隊哨戒機の呼び掛けを無視した理由にはなりません。
しかも海上自衛隊の哨戒機は、1つのチャンネルではなく3つのチャンネルで呼びかけを行っているわけで、韓国海軍駆逐艦の緊急無線は全てのチャンネルがハッキリと聞こえないというのでしょうか?
もしそうであるのなら、無線機器の早急な修理をおススメします。

以上、レーダー照射問題に対する韓国側の反論に対する更なる反論でした。

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