旭日旗を問題視する韓国の矛盾と問題点(追記あり)

歴史
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FIFAワールドカップ2018ロシア大会で、日本人サポーターと思われる人物が旭日旗を掲げ、韓国で問題となっているそうです。
※旭日旗は、戦前の日本軍や現在の自衛隊が使う『朝日が登る姿を模した旗』のことです。

FIFAは、今回のワールドカップで参加国に対し過去最高の罰金を没収していますが(残り2試合の時点で)、旭日旗に関しては何ら問題になっていません。
それはある意味当然で、旭日旗は世界の国のほとんどが承認している現在の自衛隊も採用している国際的に認められた旗なのです。
しかし一部の国では、戦前の日本軍が使用していた旭日旗に対し嫌悪感を感じるとして、問題視してくることもあります。
特に旭日旗の問題を指摘するのが韓国で、旭日旗に似た模様が見えただけでも過剰に反応してきますし、この問題が挙がると必ず、

『ユダヤ人がナチスの旗であるハーケンクロイツを見たらどんな気分になるか考えろ!』

との主張を展開してきます。
つまり、旭日旗と韓国人の関係はユダヤ人とハーケンクロイツの関係と同じであり、旭日旗も戦犯旗として国際的に抹殺しなければならないというわけです。
この主張には大きく2つの問題があります。

1点目は、韓国(韓国人)が旭日旗を問題視してきたのが近年であるという点です。

(旭日旗が旧日本軍の軍旗として使われていた)日韓併合時代の韓国人が、本当に旭日旗に対し強い嫌悪感を感じていたというのなら、旭日旗が自衛隊旗として再び採用された1954年に国際的な大問題になっていたはずです。
その時点では日韓併合時の時代を知る人は多数生きていたはずですから、(旭日旗に問題があるのなら)今以上の問題になって当然でしょう。
当時の韓国は朝鮮戦争直後で混乱していたのかもしれませんが、その後も韓国側に旭日旗を問題視できる機会は多数ありました。(日韓基本条約の締結時など)
しかし、旭日旗の問題が大きく取り沙汰されるようになったのは、日韓併合時代に生きていた人たちがほとんどいなくなった2000年以降の話です。
具体的には、2011年のサッカー・アジアカップ以降から、旭日旗の問題が韓国で取り上げられるようになりました。
2011年のサッカー・アジアカップで日本と韓国が戦った際、韓国人選手が猿真似をして日本人を侮辱し大きな問題になったため、その対抗処置的に韓国人が旭日旗を問題にし始めたのです。(そもそも見た目的に大きな違いのない日本人を侮辱するパフォーマンスが猿真似という時点で理論崩壊しているが)
実際問題として、日本が1980年、韓国が1990年から参加しているアメリカ軍主催の環太平洋軍事演習(通称:リムパック)では、海上自衛隊が掲げる旭日旗が問題視されることは2011年以前にはありませんでした。
これは明らかな矛盾であり、当ブログでも再三指摘している点です。

2点目は、日本軍と韓国人・朝鮮人の関係と、ナチスとユダヤ人の関係があまりにも違いすぎるという点です。

ナチスがユダヤ人に対してしたことなど今更説明不要でしょうが、ナチスはユダヤ人を片っ端から拘束し無条件で殺していったのです。
一方、旭日旗を使っていた第二次世界大戦終戦前の日本軍が、韓国人・朝鮮人を作為的に殺していった事実など当然ありません。
そもそも日本と朝鮮半島の国家は豊臣秀吉の朝鮮出兵(1592年から1593年)以降、戦争をしたことなど1度もないのです。
日韓併合時に民間人が反対運動を起こし日本軍が鎮圧したことはありますが、国と国による交戦はありませんでした。
そして日韓併合時の韓国人・朝鮮人は、一部規制はあるものの国会議員や軍隊の将官になることもでき、他国が行った植民地政策などと比べ差別的でなかったことは間違いありません。
また、当時の日本国内は徴兵制となっていましたが、韓国人・朝鮮人は戦争が激化する1944年の終わりまで徴兵制の対象外になるなど、当時の日本政府は韓国人・朝鮮人に対する優遇処置ともとれる政策も行っていました。(軍規が乱れる可能性があるため徴兵しなかったらしいが、結果として韓国人・朝鮮人に対する優遇政策となった)
徴兵制が敷かれる前の韓国人・朝鮮人に対しては志願兵として入隊の募集が行われましたが、これには毎回多数の応募があり、志願倍率は1938年の7.3倍を皮切りに1942年には62.4倍(入隊者4,077人に対し志願者254,273人)にまで跳ね上がっています。
つまり当時の韓国人・朝鮮人は、旭日旗を掲げる日本の軍隊に入りたい人がとても多かったわけです。
そしてこのような韓国人・朝鮮人は、日本人と共に西洋列強国や中国と戦ったのです。

まとめると、

・日本軍は韓国人・朝鮮人を作為的に殺したりはしていない。
・近代、日本と朝鮮半島の国は戦争を行った事実はない。
・日韓併合時に韓国人・朝鮮人に対する差別がなかったとは言わないが、他国の植民地政策に比べれば遥かに高待遇だった。
・そして韓国人・朝鮮人の多くは旭日旗のもと、日本人と共に当時の敵国と戦った。

このような歴史的な事実を見て、ナチスとユダヤ人の関係と日本軍と韓国人・朝鮮人の関係が同じと言えるでしょうか?

韓国の人たちは、軍艦島の徴用工についても強制連行・強制労働と主張していますが、これは韓国人・朝鮮人に対して特別に行ったことではなく、当時の日本人全体に行っていた政策です。
第二次世界大戦当時は、名前の通り世界中が戦争状態だったわけで、世界中のあらゆる人が戦争に行ったり軍事工場で働いたりすることが当たり前でしたし、激しい戦場となり崩壊した都市の数も数え切れません。
韓国はそのような時代において、世界的に見れば比較的安全で平和だった場所です。

にもかかわらず、ナチスとユダヤの関係と日本軍と韓国人・朝鮮人の関係を並べるなんて、あまりにもズレた考えと言わざるを得ません。

当時の日本軍が行ったことを美化するつもりは一切ありませんが、何をどう考えても日本軍が韓国人・朝鮮人に対して行ったことと、ナチスがユダヤ人に対して行ったことと比べるなんてあり得ないのです。
もちろん、これは韓国の中でも極一部の人が言っているだけなのかもしれませんが、旭日旗の話が出ると毎回、それも相当数の人がナチスのハーケンクロイツの話を持ち出します。

こんな荒唐無稽な主張をされたのでは建設的な議論もできないので、韓国の方はこのような主張を1秒でも早く取り下げていただきたいと思います。

【2018年7月16日追記】

韓国の最大の新聞社である『中央日報』が、以下のような記事を掲載しました。
「旭日旗を翻しながら」 パリ市内を行進した日本自衛隊
※本誌に掲載されたのかネット版の記事に掲載されたのかは不明

詳しい内容はリンク先で見てもらいますが、一部を引用すると、

ナチス・ドイツの象徴であるハーケンクロイツ模様の使用は厳格に禁じられているが、同じ意味を持つ日本の旭日旗を国家的行事に堂々と掲げて行進することを許した点は、日帝強占期の被害国の事情は考慮していないと解釈される余地がある。

引用元:「旭日旗を翻しながら」 パリ市内を行進した日本自衛隊 – 中央日報

と書かれており、完全にハーケンクロイツと旭日旗を同一視する内容の記事となっています。
韓国最大の新聞社がこのような記事を掲載するということは、旭日旗とハーケンクロイツ同一視する人が韓国人の一部の意見ではなく、広く認識されているということの証明と言えます。

しかし、この記事には根本的な間違いがあります。

ハーケンクロイツが使用禁止になっているのは、ナチスが侵略戦争を起こしたからなどという理由ではありません。
もしそんなことを理由に旗(それを模したデザインを含める)の利用を禁止にしてたら、世界中で使えなくなる国旗が多数出てきます。

ハーケンクロイツが使用禁止になっているのは、ナチスがホロコーストを行ったからです。

ホロコーストは戦争による被害ではなく、民族差別をもとにした大量殺人であり、弁明の余地がない人類の忌むべき行いです。
だからこそ、その行為を行ったナチス・ドイツの国旗であるハーケンクロイツは、ヨーロッパ各国の法律で使用を禁止するという厳しい対応がされているわけです。
しかし、旭日旗を使った日本軍が民族差別をもとにした大量殺人などを行った事実はなく、ハーケンクロイツと旭日旗が同じ意味を持つわけがありません。

このような荒唐無稽な記事が一国の大手新聞に掲載されるのは理解不能であり、中央日報には記事の撤回を早急にしていただきたいと思います。

コメント

  1. 通りすがり より:

    旭日旗に反対するんだったら、ロシア海軍旗「聖アンドレイ旗」にだって反対すべきですよね。
    旭日旗が“戦犯旗(!?)”なら、聖アンドレイ旗だって今や“侵略旗”ですから。
    韓国の人達に言いたいですよ。「旭日旗に反対するなら、同様の理由で聖アンドレイ旗にも反対しろ」って。

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