ここ最近の韓国に対する一連の出来事について日本政府へ評価を下してみた

政治
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韓国に対する半導体製造素材の輸出優遇措置解除からキャッチオール規制のグループ格下げまでの一連の出来事について、ここで1度、日本政府の対応を評価したいと思います。

韓国の様々な横暴に対し、日本政府は一貫して毅然とした態度をとり、韓国をキャッチオール規制のグループAから格下げしたことは良かったと思います。
しかしその結果、韓国国民の反日思想が高まってしまったのでは意味はありません。
本来なら、韓国国民の批判の矛先を現韓国政府に向くようにしなければいけないのですが、韓国の国民は反日のもと団結し、むしろ文在寅大統領の支持率は上がっています。
日本製品不買運動や来日観光客減少など、韓国側の反発が強く、おそらく日本政府が想定していた以上に日本側の被害が広がっているのではないでしょうか?

安倍首相を始め日本政府閣僚の方々は、韓国に対する半導体製造素材の輸出優遇措置解除やキャッチオール規制のグループ格下げなどを行う際に、韓国国民をフォローするような言葉や態度をもっと示し、あくまで文在寅政権が行っている政策に問題があり、韓国国民を傷つけようとしているわけではないとアピールする必要があったのではないでしょうか?
今回のことで韓国国民が団結して反日となり文在寅大統領の支持率が上がったのでは、日本がやっていることの本当の意味は伝わらず、むしろ逆効果になっている可能性もあります。

文在寅大統領の任期は残り3年弱ですが、今の韓国国内の状況だと次の大統領も反日的で文在寅大統領も考えを踏襲した人になりやすいと思います。
韓国大統領の任期は1期5年なので、もし次の大統領も文在寅大統領のような人ならば、これから先8年弱も韓国は強い反日思想な国家になり、日韓は様々な点でいざこざを起こすことになってしまうのです。
8年間近くも日韓関係がうまくいかなくなると、日韓貿易で得ていた世界的なシェアを中国企業に一気に奪われる可能性が出てくることは想像に難しくありません。
更に中国は、日本と韓国の周辺において軍事的にもやりたい放題する可能性が出てきます。
軍事的な側面で考えればロシアも相当危険で、日韓関係の悪化を受けてロシア機が竹島上空を領空侵犯したことも記憶に新しいかと思います。

以上のことを踏まえて今回の一連の騒動に対する日本政府の評価を下すならば、韓国に対ししっかりとした対応を行ったという意味では100点満点に近い点を与えられるかもしれませんが、文在寅へ批判が集まるよう努力したかという意味では0点の評価しか下せません。
たとえ韓国が意味不明な反日的思想をもった国家であったとしても、地政学的に韓国が日本の仲間であることは大きなメリットであることに変わりはないのです。
韓国の向こうには北朝鮮があり、その後ろには中国、ロシアが位置していることは変えようのない事実です。
もし日本政府が中国やロシアに対してしっかり根回しを行い、韓国への対応を行ったというのならそれも一理あるわけですが、もちろんそんなことをしているはずもなく、そもそも日米同盟の関係上そういった類のことを日本ができるわけもありません。

日韓関係における様々なトラブルを解決させるということは、外交であり政治です。
外交や政治がきれい事や感情論ばかりで動けるものではないことは、皆さんもご存知のことでしょう。
現在の日本政府及び日本人は、韓国に対して少し感情論に走りすぎている気配を感じます。
そういった感情論で国家を揺動する悪い見本は、日本のすぐ近くに(対馬の向こうあたりに)いるのではないでしょうか?

日本政府及び日本人は、1度冷静になって日本人らしく大人の対応で、韓国問題について考えていく必要があるかと思います。

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