現在、韓国では最新型のディーゼルエンジンにとって欠かせない存在となっている尿素水が不足してパニック状態だそうです。
韓国はこの尿素水の97%を中国からの輸入に依存しているため、中国が輸出規制を強化したことより一気に材料不足に陥り、物流などが止まってしまう懸念が高まっています。
これは、日本が韓国の主要産業である半導体生産に欠かせないフッ化ポリイミド、レジスト、エッチングガスの輸出優遇措置を解除したときの状況と似ていると言えるでしょう。
もちろん今回は政治的な対立的ではなく供給不足による輸出規制なのですが、日本のときは大統領や国会議員が日本からの依存脱却や素材の自国生産を声高らかに訴えていたのに、今回はそのようなこともないようです。
日本が輸出優遇処置を解除した際は日本製品の不買運動にまで発展し現在もその影響は続いていますが、今回はあまり国民的な議論にまで発展していない様子が伺えます。
自国の利益という点で考えれば今回の尿素水も半導体素材も同じ問題なのですが、韓国は憲法の上に国民情緒法があるとまで言われる国家なので、国の利益より感情が優先されているのだと思われます。
しかし、朝鮮戦争で多くの韓国人を殺害した中国よりも、望まない併合とはいえ韓国の発展に寄与した日本のほうを憎しむ対象に選ぶなんて、現在の韓国国民の感情は正気の沙汰とは思えません。
そもそも、国家の存亡を揺るがしかねないような素材の97%をも中国に依存していること自体が異常と言えます。
中国にしかない素材を使用しているとか中国企業にしか作れない製品というのなら話も別ですが、尿素水の製造はそこまで難しくもなく多くの国が行っており、そして何よりも、いざとなれば中国が何だってする国家であることは近隣諸国である我々が1番よく知っているはずです。
このブログで再三書いていますが、現在における韓国の経済発展はかなりの無理をした結果によるもので、ちょっとしたことで崩壊に繋がりかねない懸念を孕んでいます。
今回の尿素水に関する問題は、そうした歪な韓国経済が浮き彫りになると共に、中国よりも日本に憎しむを持つという韓国国民の異常性がよく分かる出来事かと思います。
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