尹錫悦の勝利に終わった韓国大統領選挙について思うこと

政治
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昨日投開票の韓国大統領選挙は、大接戦の末、野党候補の尹錫悦(ユン・ソギョル)氏が勝利しました。

当ブログでは、昨年の11月に韓国の次期大統領は革新政党(与党)の候補になっても保守政党(野党)の候補になってもメリット・デメリットがあるので、どちらが選挙で勝っても構わないとの記事を書きました。
しかし、その記事を書いてから4ヶ月程で世界情勢は大きく変わっています。
説明するまでもないですが、ロシアがウクライナに全面戦争を仕掛けたのです。
さすがに今の状況で文在寅大統領のような意味不明な人物に大統領になられたらデメリットが大きいので、野党側の勝利に終わった今回の韓国大統領選挙の結果は日本にとって良い結果だったと思います。

逆に言えば、ロシアによるウクライナ侵攻がなければ文在寅大統領の考えを継承する与党候補の李在明(イ・ジェミョン)氏が勝っていたという考えも成り立ちます。
また、現在の韓国で爆発的な感染者を出している新型コロナウイルスも選挙結果に大きな影響を与えたことでしょう。
韓国における新型コロナウイルス新規感染者は選挙日当日で34万2446人となり、これは日本の人口に換算すると83万人ほどに上る信じられないような数字です。
早い話が文在寅政権は防疫に失敗したわけで、当然このことも与党候補にとってはマイナスに働いたものと想定されます。

結果が大接戦だったことを考えれば、ロシアによるウクライナ侵攻と新型コロナウイルスの感染爆発のどちらか1つでもなければ、与党候補の李在明氏が勝っていたと思われます。
他国の戦争や感染症の流行などはコントールしきれない問題ですから、尹錫悦次期大統領は実際の人気以上のものを得て大統領になるわけです。
これらのことが意味することは、現在の韓国において、政策内容などでは文在寅大統領をトップとする与党側のほうが支持されている可能性が高いということです。
文在寅氏が大統領だった5年間を見て良かったと思う韓国国民が大勢いることは、日本人には信じがたい事実と言えます。

こういった韓国国民の考えが尹錫悦氏が大統領に就任する5年間でどれくらい変わるか、今後の韓国にも注目していきたいと思います。

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